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この経験をこれからの人生に生かして、「恩送り」をしていく

今日は朝6時から、親志さんと一緒に神社の清掃をしました。親志さんは毎日朝3時半におきて支度をし、毎朝掃除をしてお参りをしているそうです。心を込めて掃除をし、そのあとは正しいお参りの仕方でひとりひとりお願い事を込めながらお参りしました。

朝早くに起きて掃除をしてお参りをすると、とても気持ちよくて心が落ち着いて、素敵な習慣だなと感じました。

その後は、東温泉に行って日の出を見ました。足湯に浸かりながら、溶岩と溶岩の間から見える日の出は絶景でしたし、みんなで掃除をした後に眺める、というのが最高でした。硫黄島に来てから、わたしは足の蕁麻疹がすごいので、東温泉に、浸かったおかげで治るかな、と期待しています。(笑)

なによりも、親志さんのわたしたちにしてくださること全てに感謝でした。朝早いから朝ごはんを食べてないだろうということでおせんべいや温かい飲み物を用意していただいたり、東温泉のお湯は酸性だから、上がった後に洗い流せるようにとあがり湯を用意してくださいました。

そしてわたしだけ今日帰るということで、親志さん特製の味噌をくださいました! このご縁を大切にしたいと思います。

午前中は、村のおばあちゃんたちと一緒に雑草取りをしました。とても可愛くて優しくて癒されましたし、来てくれてよかったと言ってくださったのがとても嬉しかったです。

おばあちゃんたちは休憩の時間が決まっていて、9時には手を休めるだけの休憩、「ちっこい休憩」をとりました。小さいというのは、硫黄島の人は「こめ」というそうです。

そして9時半にはみんなでお茶やお菓子を食べる、「おっきい休憩」をとりました。みんなが、「ちっさいの取るぞ〜」と言っていたり、役場の方が、「お茶ですよ〜」と言ったりしていて、毎回のようにおもっていますが、休憩がみんなのよりどころになっているんだなと感じました。

お昼ご飯は昨日の残りのカレーに、椿うどんを入れてカレーうどんにしました。椿うどんだけで食べてみると、つるつるとしていてとても食べやすかったです。みんなと食べる最後のご飯で、かなり寂しかったけど、楽しく食べられました。

そしてフェリー乗り場へ。

もう寂しくて寂しくて実は涙もろいわたしは涙を堪えるのに精一杯でした。いつもこういう長期のボランティア終わりは泣いてばかりなのですが、今回は泣かずに笑顔でたくさんのひとと写真を撮っていただきました。みなさんが、頑張ってね、とか、また来てね、とか言ってくださって本当に嬉しかったですし、絶対また来よう! と心に決めました。

今回はボランティアをする、ということで、わたしたちが村を助けなければいけないのに、逆にわたしたちが元気をいただき、たくさんのことを経験させていただきました。ゆうじさんには本当に感謝してもしきれません。たくさんのひとと話す機会を作ってくださり、本当に良くしていただきました。

感謝の気持ちを忘れずに、という言葉じゃ軽いんじゃないか、というくらい、どうやって感謝の気持ちを伝えたらいいかわかりません。いつか恩返しをできたらいいな、とも思いますが、この経験を自分たちのこれからの人生に生かして、「恩送り」をしていくことが大切なんじゃないかと思います。

そして、自分の故郷である佐渡島への気持ちも改めて考えさせられ、できることを探していきたいです。

本当に本当にありがとうございました。残りの3人も思いっきり楽しんでわたしの分まで頑張ってください!!!!!