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農業の実情

雲ひとつない快晴の空。

一面広がる凪ぎの海。

爽やかな朝を迎えた我々の1日は、大人のガチンコビーチフラグから始まる。

本日はパッションフルーツの自営農業を行っている方の草刈りのお手伝いをした。

特別に力が必要なわけではなく、難しい作業がいるわけではないが、しゃがみこむ動作や刈った草を足腰を使ってかき集める作業を長時間行うのは体にかなりの負荷がかかる。

農園を始めるにあたり、栽培許可の取得、重機や工具の購入、荒れた土地の開墾など多くの苦労があったという。多くの人の協力があるものの、基本的にこれらを一人でこなしているというから驚きだ。

人手不足や高齢化に伴い、島内の農地が手放される事例が多く、使われていない荒れた土地が数多く存在するという。

昨今、島に限らず若者の農業離れが問題となっている。土地や機械を用意する初期費用の高さや必ず売れるという保証がない将来の不安など、農業を始めるハードルは決して低くはない。しかし、自由にチャレンジができるフィールドがあるという点で新規就農の見込みがある。その挑戦の芽を摘むことのないようチャレンジできる環境を整える必要がある。契約手続きの明確化、書類の簡略化、行政民間との連携強化など、課題は多岐にわたることを実感した。