今日は午前中に堀切港と沖島漁港の掃除を行いました。
捨てられていたゴミのほとんどはタバコの吸い殻。ほかにはアメの小袋などが多い印象でした。
「持っているのは面倒臭いけど、そんなに大きなものでもない」ようなゴミはやはりポイ捨てが多いのではないかと思います。だからこそ、捨てることに関して悪気がない、悪意がない、といった方も多いのではないでしょうか。
そういった方々に対して、ポイ捨てをやめていただけるような工夫―例えば道にタバコやゴミの写真を貼った看板を立てるなど―ができればより良くなるのではないか、と感じました。
午後からは、地元の沖島小学校やデイサービスセンター「老喜の里」を見学させていただきました。
老喜の里では、入居者の方々と一緒に沖島のカルタ遊びに参加させてもらいました。このカルタ遊びは、沖島の方が自ら読み札や取り札を作られたそうで、内容が沖島の特色を反映しており、カルタ遊びを行う中で自然と沖島の歴史や雰囲気を知ることができるようになっています。
このカルタは普通のカルタとは一風変わっており、大きな取り札に向けて各自がお手玉を放り、その札の上に乗ったお手玉の数で勝敗をつけるというルールになっています。
言葉を聞く力や内容を把握する力、そして反射神経や運動神経など、様々な能力が要求されるために中々難しく、それでいて幼稚園児からご老人の方まで老若男女問わず行うことができる非常に画期的な遊びでした。
私は、情けないことにあまり上手にお手玉を乗せることができなかったのですが、とても面白い遊びなので、今度は自分の地元バージョンのカルタも作って遊んでみたいと感じました。
16時頃に宿泊先である公民館に到着した私たちはその後は沖島小学校の児童との交流体験をさせていただきました。
子どもたちは皆非常に友好的で、緊張する僕たちをあっという間にお友達にしてくれました。
僕が子どもたちと関わる中で最も驚いたことは、彼らの、年下の児童に対する思いやりの心です。例えば一人の児童が自分のしたかったゲームを行うことができず、ふさぎ込んでしまったときに、年上のお兄さんやお姉さんがすぐに駆け寄って慰め、ゲームに参加するように促す光景を度々見かけました。
残念なことではありますが、小学生くらいの年代ですと、そういった子を仲間外れにしてしまうことも少なくありません。だからこそ、すぐに友達のもとに駆け寄り、声をかける、といったことを何気なく行うことができる沖島の子どもたちには驚かされました。
明日からはより本格的なお祭りの準備が始まりますが、島の方々や子どもたちの役に立つことができるように、力の限り取り組んでいきたいと思います。