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心のお守り

今日はフェリー組が到着していなかったこともあり、午前は自由時間となりました。前日のミーティングで世話人の雄斗さんが、「時計の無い、何にも計画を立てない生活をしてみよう。目が覚めてお腹が空いたら朝ごはんを作って、もう一回お腹が空いたら昼ごはんを作って。それでも貴重な時間になると思うよ。」と、おっしゃっていたこともあり、各自自分のやりたいことをしました。昨日の振り返りをしているメンバーもいれば、散歩に行ったメンバーもいました。

 私は昨日の振り返りをしたあと、奥尻島の魅力を見つけるために1人で散歩に出かけました。私は奥尻島のECOFFのボランティアに参加するのは2回目なのですが、前回参加した時とは違う風景が広がっていました。その原因は約3週間前に降った大雨による土砂災害と、台風の影響です。山の下には崩れた土砂が残っており、また、海は濁っていました。ただ、1時間半後に私が戻った時には海の色が多少戻っており、これが奥尻島の海の力なのだと実感しました。

 午後になり、フェリー組が到着した後は、浜辺でみんなでカレーを食べ、それぞれがこのボランティアに参加した思い、奥尻島を選んだ理由、このボランティア終了後の目標を喋りました。最後に雄斗さんが、「俺はみんなの目標を叶えるために全力でやる。ただ、俺が全力でやるだけでは、それは叶わないから、みんなも全力でやってくれ。そして、心のお守りを作ってくれ。」と言う話をしました。

その後、温泉ソムリエであるまじまちゃんの話を聞き、神威脇温泉の歴史、魅力を聞きました。神威脇温泉は、北海道南西沖地震で源泉が途絶えてしまったものの、半年後に急に数十メートルの高さに吹き上がり、復活し、今に至ります。一度途絶えた温泉が復活することはまさに奇跡であり、過程を知ることで、今、温泉に毎日入れていることは当たり前で無いことが実感できました。

私はこのボランティア期間、奥尻島の魅力を全力で吸収し、自分の知識とし、心のお守りを作りたいと思います。