📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

地球温暖化の影

然別湖コタンで過ごす日も残り2日ということで、自然を最後まで満喫しに今日は朝から遊歩道を散歩しました。

ここはあまり人が通らないところだったので、足跡がほとんどありませんでした。しかし、途中からキツネの足跡が登場し、さらにクロテンの足跡も合流し、3人で森の中を散歩している気分でした。足跡を見ているだけでも、左に寄ったり右に寄ったり、また真ん中に戻ったりしていて、誘導されているようでそれに付いていくのが楽しかったです。

途中で腰を下ろし、寝転がりながら鳥のさえずりを聞いていました。足を止めてじっとしていると、然別湖周辺には実にたくさんの鳥が生息していることが感じられました。

そして、木をつつくコガラやシジュウカラの姿がありました。鳥の姿を見つけた喜びと、その小さな可愛らしい姿に毎回心が躍っていました。

全ての情報を遮断し、ぼんやりしながら自然の姿の鳥を眺めることは非常に心が安らかになるもので、気が付けば短針が2つ動いていました。

午後からは運営のお手伝いをさせていただきました。ここ最近、気温の高い日々が続いており、湖上のイグルーたちが溶けてきてしまっている状況にあります。10年ほど前までは3/31まで開村していたそうですが、この数年で冬の気温が急激に上昇し、解氷の時期が早くなってきているという現実を感じました。

都心部に住んでいれば、地球温暖化の影響が出たとしても何とか文明の力で乗り切ることができますが、自然はそんなすぐに適応できません。北海道の農作物もここ数年で状況が変化し、従来法ではうまく成長しないようになってしまったそうです。

スタッフさんが何気なく呟いた「まだ3月頭なのに気持ち悪い暑さだね」という言葉にすごく心が苦しくなりました。

残す作業日もあと1日。

然別湖の自然に感謝して明日も大切に過ごします。