📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

村おこしボランティア【種子島コース】での活動の様子

本当の魅力とは!?

今日は午前中にツル払いと安納芋の試し掘りを体験しました。

ツル払いは、収穫の際に長いツルが機械に引っかからないようにするための作業です。鎌を使って実際にやってみると、一見単純に見えても根気が必要で、収穫という最終段階の背後には、消費者からは見えない多くの過程と労力が隠れていることに気づかされました。

作業する畑へ向かう道中、荒れたままの畑がいくつも目に入りました。もう作る人がいないという現実を前に、農業の担い手不足を改めて強く感じました。ミネラルが豊富で恵まれた土地であっても、人がいなければ作物は実らない。その当たり前の事実が、今日は胸に重く響きました。

午後は雨が強まったため、けんたさんのお宅にお邪魔して、収穫したばかりの安納いもを使ってガレットを作りました。紅と黄金の2種類を使い、食べ比べもしました。食べた瞬間「思ったより甘くない」と感じましたが、これは取れたてのお芋は糖度がまだ4〜6%程度と低いためだそうです。出荷までに約1か月間の熟成期間を経て、でんぷんが糖に変わることで甘さが増すことを知り、その工程の意味に深く納得しました。昨年はけんたさんのお芋が糖度18度まで上がったと伺い、自然の力と農家さんの工夫に驚かされました。

また、育苗についても学びました。健康な苗が収穫のすべてを左右し、苗の太さや節の間隔が重要であると教えていただきました。節の間隔が広い原因は水の与えすぎだそうで、欠点として植え付けの際にスペースを取り効率が下がることなどがあると知り、苗づくりがどれほど重要な基盤であるかを実感しました。

さらに、安納芋の中でも調理しやすいMサイズが最も需要が高いことを学びました。大きいほど良いと思っていましたが、味にムラが出てしまったり調理のしにくさがでてくるそうです。

そしてさつまいも特有の成分「ヤラピン」には整腸作用があり、体に優しい食材であることも知りました。

今日一日を通して、安納いもはただ「甘いいも」ではなく、農家の知恵と努力、自然の恵み、そして時間の積み重ねによって本当の魅力を発揮する作物なのだと感じました。

筆者:Seina