📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

焼尻島の資源

今日は、世話人おっくんの案内のもと、原生林オンコとその他焼尻島の主要箇所ともいえる場所である診療所や支所などを見て回り、歴史や島暮らしの現状を学んだ。原生林オンコは、国の天然記念物に指定されていて、観光資源としても活用されている。そのため、観光客が見て回れるように道路が舗装されている。オンコ自体は、珍しい植物ではないが、火山灰が積もった後に出来た焼尻島の上からも幹をくねらせながら成長するという希少性やオンコの割合の大きさから、貴重なものとして価値づけられている。観光客集客のために、珍しい形の原生林に名前をつけたり、期間限定で謎解き企画が展示されていて、少し興味をそそられた。だが、その効果はあまり感じられていないみたいだ。オンコだけに限らず、焼尻島の資源がより良く活用されるにはどうすれば良いのか考えるきっかけとなった。

 一方で、観光資源としてだけでなく島の生活に密接に結びついたものもある。例えば、ウニ漁で用いるよもぎや食材として用いるギョウジャニンニクなどだ。これらは、普段ほとんどのものをお店で手に入れられる私たちにとっては新鮮で、島暮らしならではの魅力を感じた。