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屋久島 完

今日僕たちは屋久島での生活が終わった。最初は長い日程だと思った。けど振り返ればあっという間で、今までの生活がなかったかのような感覚に陥っている。

僕たち二人は、本当は違うコースの参加者だった。そのため活動日が二日違う。けれど周りの参加者は優しく僕たちを受け入れてくれた。彼らと過ごしまあ六日間はとても楽しかった。年代は違うけれど十人十色、それぞれの色があり、話していて楽しかった。もう同じ経験ができなくなると思うととても悲しくなった。出会いがあり別れがあるのは理解しているが、悲しいものは悲しい。

僕がか屋久島で生活してみて感じたことは全部で四つある。一つめは第一次産業についてだ。僕たちが普段当たり前のように食べている、肉や野菜、果物は大きな時間と労力がかかっている。屋久島では人口減少と少子高齢化が大きく進んでいる。そんな中、高齢者が夫婦で大きな土地を管理している場所がいくつもあった。このままだと屋久島では第一次産業が衰退してしまう。今回体験してみて、少ない人数で尚且つ高齢者には大変な作業ということを実感した。力仕事がメインで、毎日コンスタントに続けていく必要があるからだ。僕たちは第一次産業に対する認識が甘かった。僕は当たり前に食べていた物もこの重みを知れば一層感謝して食べ物を食べるようになった。解決策としては、村に人を呼び込み労働力を確保する必要がある。受け入れる政策を屋久島では進めている。主な活動としては婚活パーティーや移住者を受け入れやすい環境作りだ。村内、村外でこのことを広めるため、このエコフの活動ももっと拡大していく必要があると感じだ。

二つめは移住者問題だ。先に述べたが屋久島、僕たちが生活拠点としていた平内集落では、移住者を受け入れる姿勢をとっている。そのため地元の人と移住者に価値観の違いが生じていると感じだ。区長や移住者一部はこの屋久島を活性化させようと努力していた。しかし、地元住民は今の生活に変化が訪れることを懸念していた。このままの現状で満足している分変に変わってほしくないのだと思う。だが今のままで屋久島は60年後無人島になると言うお話を聞いた。難しい問題だと。価値観の違いを一緒にすると言うことはまず不可能だ。移住者と地元住民が話し合いを助け合える環境作りが必要だと感じだ。平内集落は地震が起き、橋が決壊した場合。孤立してしまう場所だ。何かあった時、誰もが協力し合える環境を作っておくべきだと感じだ。

三つめは人柄である。屋久島の住民は誰もがフレンドリーに接してくれえう。すれ違う方は全員に挨拶をする。知ってる人にも知らない人にもだ。僕も最初屋久島に降りたっ時、道の反対から制服を着た少女に挨拶をされたことは今でも覚えている。また、作業終了後にたくさんの食べ物をくれたり、何よりも暖かさを感じだ。地域の飲食店に足を運んだ時も、たくさんのサービスをしてくれた。この島の住民は何よりも温かく人が良い。この地域性がずっと続けばいい。僕はそう思った。

最後に屋久島と言ったら自然である。どこに行っても海と山。広大な自然と共に生きている。僕たちが自然に生活させてもらっていると言ったほうがいいのか。この島では人間が生かされているなとそう感じだ。人が多く足を運びこの自然が穢されていくのはみたくない。足を運ぶ人がこの自然を大切にする気持ちを持ち必要がある。

最後にゲストハウスで一緒に生活した仲間、ゲストの皆さんにはとても感謝している。たくさんのお話をし、色々な考え方や屋久島での面白いことも教えてもらった。僕たちはこの生活も思い出から歴史へと変わっていく。だがここであった生活のことは誰もが一生忘れられない経験だと思う。この屋久島での生活は本当に刺激になる。興味がある人は一時エコフを通じて、また観光でもいい。足を運び屋久島を知ってほしい。何にも変えられない経験ができると思う。以上屋久島d日程最終レポート

小川 翔明