寝坊の朝。
朝食担当の男性陣は、ガスコンロの持つ最大火力で卵を茹でていく。
半熟さが原因による詫びタマの用意が頭をよぎったが、そんなものを気にしている場合ではない。
つまみ全開、湯を全力で煮えたぎらせる。
ラジオ体操中、鍋内の予熱が功を奏して完璧なボイルドエッグとなった。
なんだかんだ耐える。
人生ってそんなもの。
島に来て、より肝が座った気がする
本日の作業はビーチクリーン。
”海岸ゴミ拾い”ではない。
ビーチクリーン。
この呼び名に世話人のこだわりを感じる。
まず、ごみの分別種類に驚いた。
長い間塩水に浸かっているため、リサイクルができなかったり、汚染されているため、処理が複雑だったりと、通常のゴミとは扱いが異なることを知る。
また、ゴミの利活用法として、マイクロプラスチックを使ったネイルアートや装飾品をつくる活動などがあることを知る。
ごみ問題の意識を持つとともに、SDGsの一部を考えるきっかけとなった。
今日は活動最終日。
ecoffの活動で関わった方々と食卓を囲む。
参加者の目標に対する自己評価を発表するとともに、世話人の方や、受け入れ先の方からコメントを頂いた。
小さな力仕事やちょっとした作業でも若者離れ、人手不足の島の日常においては大変重宝されていたようだ。
我々の活動が、少しでも島に貢献できたことを嬉しく思う。
今後とも島との繋がりが続くことを祈っている。
そして、ミッキーさんを囲む会をまたやる。