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やんばると僕らの夢

3月24日。今日も朝日が出ていました。しかし、いつもだったら「すごく綺麗!」ですが、今回は「何だか切ないな」という想いでした。朝起きて、仲井門の掃除を行いました。特にみんなで囲んで食べていたテーブル席を見て、「もうみんなと料理を作って、一緒に食べるのはもうないんだ」と実感しました。その後別れの挨拶をし、すぐに那覇空港に向かうバス停まで江利川さんが送ってくれました。そのバス停に行くまでの道のりの公民館や売店、海、田んぼなどを見た時、これまでの思い出が走馬灯のように流れ、涙が込み上げてきました。バスが来るまでの時間、江利川さんや見送りに来てくださった方たちと最後の会話をしました。今思えば、とても愛おしかったです。「このままここで暮らしたい」「もっとやんばるの人たちと仲良くなりたい」そう思っていました。ですが、いつかは終わりというものがやってきます。バスが来て、荷物を乗せてバスに乗り込み、出発しました。窓から江利川さんたちを見た時、それまで我慢していた涙が溢れてしまいました。それぐらい僕たちはこの島を、やんばるの人たちからの恩恵を受け、愛していたんだと改めて思いました。別れるのが寂しいのは、やんばるの人たちだけではありません。今回のB日程に参加したボランティアのみんなもです。今思えば、10日前までは会ったこともない赤の他人でしたが、行きのバスですぐに打ち解け合い、最高の思い出を作り、困難も乗り越え、互いを尊重し、敬い、本音を言い合える最高のメンバーでした。これはもう運がいい、奇跡以上のことだと僕は思います。10日間を振り返れば、初めて互いに顔合わせしたオリエンテーション、共に汗を流したフラワーフェスティバル、学びと体験を吸収した農作業、初めてで何もかも新鮮だった民泊、僕たちの動画作成、地域の方達と語り合えたお別れ会、そして、最後のお別れ、数え切れないほどのドラマのクライマックスを今日迎えてしまいました。これらの思い出を共に作ってきたメンバーと離れ離れになると思うと、一言で表せないほどすごく悲しいです。しかし、みんなにはそれぞれの夢があります。いつまで一緒にいるわけにはいきません。

今日で10日間のecoffやんばるボランティア生活が終わりました。でも、ボランティアがゴールじゃないと思っています。僕たちの人生はまだ始まったばかりです。地域住民の方が教えてくれました。「どんな経験をしても何かは残るから、無駄なことなんか1つもない。自分の人生は自分で切り開くものなんだから」まさにその通りだなと思います。みんなの夢は「人々を救う思いやりのある看護師になること」「陸上の100mの岐阜県チャンピオンになること」「食で人々を幸せにすること」「いつまでも元気でいること」「夢を見つけること」バラバラですが、どんな夢でも今回のecoffやんばるのボランティアで学んだ経験が活かされると信じています。そして、今度みんなに会うときは、笑顔で夢が叶ったことを語り合い、「やんばるのボランティアに参加したから、夢が叶い、今の自分がいるんだよね」と胸を張って言えるようにしたいです。10日間お世話になった地域住民の方々、お忙しい中、世話人をしてくださった江利川さんと美紗さん、そして、B日程のみんな、本当にありがとうございました。またどこかで必ず会いましょう!

やんばると未来は、僕らの手の中に!