5日目は植栽を行う盛窪さんに1日お世話になりました。最初はバナナの木を2本植えました。砂を掘り、堆肥を撒いて、水をかけました。堆肥は牛小屋にある牛の糞から作っていて、そこでできる幼虫を、亀の餌にしていました。次はマンゴーの摘果とネット掛けを行いました。ビニールハウス内では、オオゴマダラの黄金色の蛹や幼虫を見ることができました。敷地内では雨水を溜めたタンクに熱帯魚や鯉、おたまじゃくしが泳いでおり、その上にトンボが集まっていました。生物の楽園のような家で、質問すると丁寧に教えてくださり、知識が増え、とても楽しい時間でした。午後は海岸に植物を植えたり、遊歩道の雑草抜きを行いました。海岸の植栽は防風林の機能をします。
作業が終わると、昔の風葬のお墓や神社に案内してくださいました。葬儀方法として、風葬から土葬と洗骨に変わり、現在は火葬がほとんどだそうです。与論島のお墓は海のそばが多いです。世話人の野口さんに話を聞くと、病院で最期を迎える人は少なく、ほとんどの人が自宅に帰るそうです。与論島は先祖を崇拝する文化が根強いそうです。家族のつながりが強い印象でご先祖様を大事にしている風習が多いと感じました。