「船に乗ってみないか」というお誘いを受け、まだ暗い3時半に港へ到着しました。今日はワカメ漁の船に乗せていただくことに。出港前から船酔いの心配を散々聞かされていましたが、なんとなく大丈夫そうな気がしていました。
船はワカメを育てている漁場へ向かい、到着するとすぐに作業が始まりました。漁師さんたちが海からワカメを引き上げ、私は手渡された鎌で、ひたすらワカメを刈って、船の上へと上げました。しかし、波の揺れが想像以上に激しく、立っていることすらできません。尻餅をつきながらの作業になりましたが、漁師さんたちは何事もないかのように2本足で立ち、淡々とワカメを刈っていきます。体幹の違いをまざまざと見せつけられました。
そんな中、1回目の作業の途中で早くも気持ち悪さが込み上げ、耐えきれず連続で嘔吐。そこからは戦力になれず、後方から静かにエールを送るのみとなってしまいました。それでも、漁師さんたちが次々と引き上げるワカメの束は信じられないほど重そうで、漁の大変さを肌で感じることができました。
空が明るくなってきた頃、港へ戻り、陸に上がって朝食をいただきました。すると不思議なことに、急に元気が回復。その後は昨日と同じようにワカメを茹でる作業を行うことができました。
また、この様子を大船渡市長も視察に訪れ、私たちが参加している活動が地域にとって重要なものであることを実感しました。
午後は、わかめの芯取り作業に参加しました。硬い芯の部分を丁寧に取り除くことで、品質の高いわかめを維持することができるそうです。作業は非常に繊細で、ひとつひとつ手作業で処理していくことの大変さを体感しました。また、その後の確認や分別作業も重要であり、わかめの品質を決定づける重要な工程であることを学びました。こうした手間と技術を経て、高級わかめが市場に出回り、食卓や飲食店に並ぶのだと思うと、今まで知らなかった過程を想像することができました。
夜は、大船渡市街まで車で移動しました。道中、山々を越えていくと、その多くが焼けた跡を残しており、火災の被害の大きさ、規模の大きさを改めて実感しました。
筆者:Higashi
