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村おこしボランティア【徳之島コース】での活動の様子

幸せはささやかであたりまえの喜び

徳之島最終日。

手の震えが止まりません。視界もぼやけてます。

縁もゆかりも無い土地にボランティアで参じて、あっという間の1週間でした。

朝のルーティンのエサやりも最期だと思うと、足元でコッココッコ鳴いてるニワトリがたまらなく愛おしく見えました。灰色のウコッケイさんが可愛すぎて、別れ際まで無心で見つめてしまってました。

ヤギの絡まったリードをほどいて自分の元から走り去っていくのを見ると、なんだか余計に切なかったです。強く生きて欲しいです。

最終日の作業は小屋の土台を作ること。パイプでできた骨組みにさらにパイプをさして、地面に立てようというものです。鉄パイプだったので重量があり、手が痺れまくりました。

その後はトマト、キュウリ、ツナ、キムチを載せた冷麺を昼に食べました。水分をたっぷり摂取できて体が喜んでいるのをヒシヒシと感じました。

最後に景勝地であるソテツトンネルと金見崎灯台に向かい、徳之島の大自然を余すことなく視界に収めました。

帰りの船に乗って甲板に出ると、港で世話人の宮出さんが私のお見送りをしてくださっておりました。汽笛が鳴って船が動くと、お互いに手を触り合いました。

船の上から「ありがとうございました!」と言った瞬間、徳之島での生活が走馬灯のように頭を駆け巡りました。実感がありませんでしたが、そこでようやく本当に終わってしまうんだ、とハッとしました。世話人の姿が小さく見えなくなるまで手を振り続け、徳之島を後にしました。

船の上から見る徳之島は、来た時と全く違う島に見えました。未開の地が、故郷の地に変わったような感じです。車で一周していただき、見慣れ始めていた景色でした。その道を船から見るのは不思議な感覚でした。海と山のコントラストが相変わらず美しかったです。

2時間ぐらい、途中船内レストランで15分夕食を食べた時以外、甲板に出て徳之島の影が奄美大島に隠れるまで眺めてました。潮風に当たりすぎたのか、夕飯のご飯は少ししょっぱかったです。知らない間にハンカチが信じられないぐらい濡れてました。小さくなっても薄くなっても、徳之島を穴が空くぐらい見つめてました。中島みゆきの『ヘッドライト・テールライト』がBGMでした。

思い出は労働だけではありません。優しい島人との交流、目を奪われる美しい自然、舌鼓を打つ美味しい食べ物。全てがかけがえのない尊い記憶です。

初日から鳥とふれあい地元の人とBBQ。

2日目に初めてのラテアートからのヤギ散歩。

3日目に釣りをして夜中のビーチ散策。

4日目にニワトリのヒナを放してラーメン。

5日目にヤギ捕獲大作戦。

6日目に青空コーヒーピクニックでお昼寝犬田布岬。

7日目に決死の暗川冒険。

そして最終日に船出の時。

首都圏では見れない青すぎる海。

サトウキビ畑から見える夕日。

のびのびと力強く生きる島人。

目を閉じたら疲れからすぐ睡魔に襲われて眠った夜。

満点の満天の星空。

島も人も過去があって今がある、と改めて認識した時間でした。私の地元だけでなく徳之島も熱いぞということで、様々なことを学べました。島民同士で和気あいあいと挨拶し合ったり闘牛を連れて回っていたり、それぞれのストリートその町の色がありました。

エコフのボランティアは、この日程では私一人でした。それでも全く寂しくなかったです。

世話人の宮出さん、宮出さんの元にいたお1人、奄美大島からいらしたお2人。ヤギを散歩させてもらえたりアパレルブランドを立てている島民の方々、途中で出会った大学生たち。人が絶え間なく流れてふれあい、交流は盛んに行われました。

皿洗いジャンケンに4連続で負けて苦汁を嘗めたこともありましたが、いざそんな生活が終わると果てしない喪失感に襲われてしまいます。幸せな時間を過ごしてたんだな、と終わったあとに気づいてとてもむなしかったです。会者定離は悲しい運命です。

徳之島の海に誓うまた来ますよここに。

そろそろ目が爆発しそうなぐらい熱くなってきました。以上で徳之島レポートを完結したいと思います。貴重な経験をありがとうございました。

謎が大好物な女子大生 Miss テリィ がお送りしました。

ご精読おぼらだれん。

筆者:テリィ