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日本ジオパークに認定された三島村「硫黄島」でボランティア募集します!

こんにちは! ECOFFスタッフの中村です。鹿児島県三島村での活動第三弾、硫黄島でもこの春から村おこしボランティアがスタートします! 黒島、竹島と村おこしボランティアを実施してきましたが、ついにあの秘境が登場! 今回は、視察のために現地を訪れたときのことをレポートします。

活火山の島、硫黄島

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2015年に日本ジオパークに認定され、今注目を集めている「三島村」。この三島村の中でも特に大地の力を感じる硫黄島には、現在も活動を続ける火山「硫黄岳」があります。

フェリーが硫黄島に近づくと、この硫黄岳が壮大にそびえ立ち、噴煙をもくもくとあげている様子が見えてきます。この景色を見ただけで、思わず「かっこいい・・・」と言葉が漏れてしまいました。

硫黄島、竹島は鬼界カルデラという火山が7300年前に噴火してできた島です。島には地層がむき出しになっている箇所がいくつもあり、噴火時の火砕流や軽石などの地層が見られます。島の歴史、地球の成長、みたいなものを感じます。

そして今も活動を続ける硫黄岳。山頂は高濃度の硫酸ガスで簡単には入れません。しかしこの硫黄岳のおかげで、硫黄島では地熱発電の事業計画が始まっています。離島という限られた土地の中でエネルギーを生み出せるなんて…! 硫黄島は、まさしく地球の恵みを受けている島です。

硫黄島には温泉マニアに人気のあの秘湯が・・・

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上の写真をご覧ください。こんな海の色、見たことありますか!? 活火山である硫黄岳からは絶えず温泉が流れ出ており、その温泉に含まれる硫黄や鉄の成分で、海の色が赤茶色や乳白色に変化しているんです。風や潮の流れによってこのグラデーションは刻一刻と変わっていき、同じ風景はありません。ずっと眺めていられる景色です。

また、岩をくりぬいて作った天然温泉「東温泉」は絶景の露天風呂! これぞまさに秘湯。これこそ源泉かけ流し。源泉は熱すぎるので、風で自然に冷ましているのもというのも情緒がありますよね。日の出を見ながら温泉に入れば、きっと地球の鼓動を感じることができるはず。

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この東温泉ですが、島の方いわく「いつ来ても誰もいなくて最高」だそう。朝に来れば日の出、昼に来ればグラデーションの海。そして夜に来れば温泉につかりながら、満天の星空を仰ぐことができます。

こんな最高な温泉をまさにひとりじめ。なんてぜいたくな時間でしょうか。私も入ってみたかったのですが、なんと水着を忘れました!笑 脱衣所などもないので、水着は必須です。みなさん冬でも水着はお忘れなく!

アフリカンスピリット、ジャンベの音楽に包まれる

 

ジャンベ

不思議なことに、硫黄島には「ジャンベ」というアフリカ楽器の文化が広まっています。

実は1994年のこと、ジャンベの神様と言われている人物が「日本の小さな村の子どもたちと交流したい」との思いでアフリカから硫黄島にやってきたんです。そこから島にはジャンベが広がり、今では本格的にジャンベを学べる「みしまジャンベスクール」も開設されるほどに硫黄島に浸透しています。

フェリーが入港、出港するときにはこのジャンベの音楽で歓迎、さらには送り出してくれます。お休みの日には島の子どもたちがリズムに合わせてダンスを披露してくれるときもあります。とってもかわいらしいですよ〜!

高級和牛、みしま牛の畜産体験も!

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畜産は三島村全体で盛んですが、先日は硫黄島の仔牛がなんと110万円もの高値で売れたそうです! ここ硫黄島での村おこしボランティアでも、そんな高級黒毛和牛のお世話を体験できます。

硫黄島には70頭もの牛を飼っている大規模農家さんが北海道から移住してこられています。北海道といえば畜産は有名ですが、なぜ硫黄島に移住したのかうかがうと、仔牛を育てるのに非常に条件が良いからだとおっしゃっていました。ブランド牛「みしま牛」のお世話が出来るのは、三島村での村おこしボランティアだけです!

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さて、いかがでしたか? みなさんもぜひ硫黄島に来て、火山のもつ雄大なエネルギーを感じながら、島のお手伝いをし、作業のあとは温泉につかって、島に貢献してみませんか? 多くの方の参加をお待ちしています!

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