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別府④ロク旅立ちの日

本日4日目!いつも通り、東山の牧場・常松の牧場に行き牛に餌やりを行いました。昨日の朝の課題(別府③に記述)でもあった、いかに効率良くエサを牛にあげるかという点を意識しながら行いました。具体的には、台車を効率的に使う点と空きケースを作る点を意識しながら行いました。その成果もあり、かなりスピードアップできていると自負しています。

餌やり後は休憩かと思いきや、、、、、

常松の牧場の側溝の掃除をしました。土砂が重く、土砂を取り除く作業が重労働でした。でも、耕作放棄地を牛にとって居心地の良い牧場に変えるために必要な作業。力を振り絞って、山地さん(世話人)からの「重力に逆らうな」というアドバイスを参考にしながら取り組みました。

その後は1時間半の休憩を頂いた後、一歳半のジャージー牛のオス、「ロク」を屠殺場(牛をお肉する場所)に運搬する仕事の同行をさせていただきました。大変、貴重な経験でした。先日の体験記(別府②)でも、ご紹介させていただいた通りジャージー牛の雄は濃厚なミルクが採れる雌とは違い、ミルクも採れなければ体格も小さいため、育てる価値が無いと生まれてすぐ殺処分されることがほとんどです。しかし、山地さんの牧場(宝牧舎)ではジャージー牛の雄を自然放牧で長く生かし、お客様に美味しくいただいてもらう取り組みを行っております。そんな、ジャージーの雄牛、ロクが本日牧場を旅立ちました。少しロクのことを紹介させていただきます。前にバン・ジャンという2頭のジャージー雄牛が牧場を旅立ったのですが、ずっとロクは泣いていたみたいです。そんな風に、仲間思いな牛です。また、ロクは屠殺場に行くのにトラックに乗るのですが、なかなか乗りませんでした。乗った後も、落ち着かない様子で見ていて辛かったです。屠殺場についた後は、知らない牛に混ざり、明日の屠殺の順番待ちをしています‥。。正直、私も屠殺場に送り出す時は涙が出そうでした。。でも、私たちはお肉を食べないと生活できません。だからこそ、命をいただいているんだという気持ちを持って美味しく食べることが、屠殺される牛に私たちができる精一杯のことなのではないでしょうか。だから、私は、ただ言葉を発するだけではなく、心から「いただきます」と「ごちそうさま」と言うことをこれから食事の度にします。貴重な経験をさせてくれてありがとうロク‥。