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別府④ 牛歩侮ることなかれ

牛は肢の先端の蹄を地面に着けて立ち、体重を支え、歩きます。人間でいうと足の指で歩いているような感じですね。そのため爪は人より大きく、体重を支える大切な役割を果たしています。ちなみに犬や猫は指骨を着けて歩き、人間は言わずもがなつま先から足根骨まで広く着地します。

引いて歩く時は、そこそこ力が必要です。犬の散歩程度ではありません。牛の機嫌が悪いと動き回ったり、動かなかったり。綱引きをしている感覚です。ですが、ロープは手や体に巻いてはいけません。相手は人ではなく牛です。牛の歩みはのろいとよく言いますが、少し走り出したら引きずり回されてしまいます。短く縄を持つのがコツです。もし走ったら追いかけず、ロープを離します。

江戸時代には牛裂という死刑方法がありました。一見焼肉屋のような名前ですが、内容は恐れおののきます。2頭ないし4頭の牛と罪人の両手足とを縄で繋ぎ、牛を暴れさせ…

宝牧舎には大人しい牛しかいませんので安心です。