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別府③ 食べるor食べない

牧場は寒いです。標高が高いので、別府市の天気予報が示す気温より約5℃低いです。張った水は凍っています。そんな気候での作業ですが、作業中は汗をかくくらい暑くなるので、服装は調節しやすいものが良いかと思います。

午前中は約4時間かけて餌を仕分けました。これがなかなかしんどい作業です。午後は耕作放棄地を牧場にするために、草刈りをしました。単に草を刈って捨てるのではなく、その草を牛に食べてもらいます。そうすることで、耕地がきれいになります。また、食べて貰える方が単に捨てるよりボランティアのしがいが全然違います。

牛は、草に舌を巻き付けて下の前歯と上の歯ぐきで噛み切り、奥歯で丸めて食べます。また牛は反芻動物で、口で咀嚼した後胃で部分消化し、再び口に戻して咀嚼します。これを繰り返すことで効率的にエネルギーを吸収します。しかし、これによってメタンガスが発生するため、地球温暖化の原因のひとつと言われています。日本では、メタンが発生しないような餌を開発中だそうです。畜産の環境問題への配慮や動物福祉の観点から、牛を食べない人も増えてきています。牛にとってそれらは幸せなのでしょうか。食べるor食べない どっち?