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最後のお仕事

今日が放牧ボランティア活動の最終日でした。いつものように草を集めたり牛に餌をやったりしました。その他に今日は牛の餌であるおからとビールカスを取りに行きました。なぜ、おからとビールカスを餌として使うのか、それは山地さんの考える放牧の理念に則っていたからでした。牛がタンパク質を摂るために穀物やトウモロコシを食べることは少ない量でタンパク質を効率よく摂るために畜産業では当たり前に考えられています。しかし、穀物を育てたりトウモロコシを育てるためにかかる環境への負荷はどうでしょうか。輸送にかけられる排気ガスや畜産用に穀物を育てることによって飢餓から脱出できない人々がいる事を私たちは大学の授業で習いました。畜産のために使われる畑は発展途上国が多く、さらに彼らはその肉を食べる事なく先進国に輸出しているそうです。山地さんはそういった環境負荷への影響の他、地元の豆腐屋さんで出たおからや、地ビールを作る際に出たビールカスなどのいわゆる「産業廃棄物」を買い取り牛たちに与えているそうです。一見畜産業と聞いて、牛やヤギなどの反芻動物がゲップや糞尿をしたときに出るメタンガスは二酸化炭素より25倍もの影響があるだとか、地球温暖化に繋がる産業だとかというイメージを持っている方は多いと思います。私もそのうちの1人でした。しかし、今回の放牧体験をしてみて畜産業対するイメージや山地さんがこれから達成しようとしている方法ならば畜産に対する悪いイメージを少しずつ変えていくことができると思いました。まず、人が立ち入りたいとも思わないような土地や、これからの管理が難しいと考える荒廃地を利用している事、畜産や酪農をするにあたって殺処分に該当する牛たちを育てたり、先ほども言ったように産業廃棄物などを見逃したり見捨ててしまいがちな物を再利用しています。使われなくなった物の役目を終わらせるのではなく再生させることによってそのものや土地を再び活性化することは相手もハッピー、そして私たちもハッピーな関係を築けるのではないでしょうか。今回のボランティアは正直、重たいものを運ぶし、毎日炎天下の中、草を集めなければならないし朝早く起きないといけないしで大変でした。私たちがボランティアで山地さんたちのお手伝いをしていますがそれは短期間であり、ボランティア活動が終了してしまうと山地さんたち自身で全てのことをやらないといけないのでとても大変だと思います。もっと多くの人にこのユニークな畜産業を行なっている事を知ってほしい、欲を言えば活動に参加して放牧をする上での葛藤や難しさを体感すること、そして目に見えない何かを感じ取ってほしいと思います。

Saya tidak bisa berterima kasih kepada Pak Yamaji dan orang-orang dari rumah berbagi yang merawat saya. Rasanya seperti waktu yang lama, tetapi hari-hari berlalu. Terima kasih.