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夢追い人たち

今日の写真は、シェアハウスの方からおすすめしてもらった別府で有名な友永パン屋さんで買ったあんぱん(生地がほんとに美味しい)を食べながら空港行きのバスを待っている時のものです。ついに最終日を迎えました。この5日間、時が過ぎ去るのが本当に速かったです。

今までのブログで宝牧舎の話をたくさんしたので、今回は宿泊先Ed’s Share Houseでのことも少しお話ししたいと思います。朝早くから夜遅くまで外にいるので、なかなか皆さんと交流する機会がなかったのですが、すれ違う度に「行ってらっしゃい」「お疲れ様」「頑張ってね」と声をかけて頂き、その言葉で本当に心が軽くなりました。シェアハウスには私のように将来やりたいことが分からず夢を見つけるためにやって来た学生さんもいれば、やりたいことが見つかり目標に向かって進むための足場として住んでいる方もいます。この家には様々な人が出入りし、十人いれば十人違う人生がありました。彼らの話を聞いていると、「藻掻いているのは私ひとりじゃない」と気づかせて貰えました。

今回の旅ではたくさんの方と人生のお話をし、命の使い方を学びました。そして、大自然の中で暮らす人や山や動物たちの生命が文字通り煌めいて見えることを初めて知りました。正直4泊5日でもこのコースはしんどかったです。ただ終わった後、この世界で生きていることの幸せと感謝と明日も頑張る勇気が際限なく湧いてきました。私は「自然の厳しさと魅力を体験したい」という理由でこの別府自然放牧コースを選びましたが、当初の目的は完全に達成できたと自信を持って言えます。そしてこの湧き出る感情を頭ではなく、身体と心で感じられた経験こそ、この活動の一番の報酬だなと思います。

就活に悩んでいる人、最近なんだか人生つまんないなと思っている人、命ってなんだろうと疑問に感じたことがある人、ぜひ来てください。みんなが私と同じものを感じるということはないだろうと思いますが、この過酷な旅を乗り越えた後は、きっと今自分が自分であることに誇りを持てると思います。