江田島生活2日目となりました。

まず最初に、ヤギの餌を作りました。ヤギが食べやすくなるように作業するなかで、ヤギの立場になってよく考える良い機会になりました。

その後、ヤギと鶏がいる農場を回って、餌をあげにいきました。農場はいくつかの場所に分かれていて、どこに行っても個性的なヤギに出会えて楽しかったです。やんちゃな子や大人しい子まで、人間と同じようにみんな性格が違うことを身をもって理解し、動物への愛着が湧きました。

農場で賢さんから、農業に対する考え方についてのお話を聞きました。ヤギの農場の一つが、もともとみかんを育てていた土地で、美味しいみかんを作るためにそれ以外の植物を全て死滅させていたそうです。人間が手を加えることで美味しい果実は作ることは可能だが、本来は自力で吸収した栄養でみかんが育つことが理想であるという話でした。その話を聞いて、人間の都合の良い環境を整えるためだけに他の動植物を簡単に犠牲にする姿勢は直さなければならないと改めて考えました。これは、農業だけでなく、地球において人間と他の動植物が共存するうえで常に意識しなければならないことだと思います。このことを強く認識し直すことができるような話が聞けて有難いと思いました。

次に、無人販売所を作る作業をしました。電動のインパクトドライバーを使ってネジを外したり付けたりするのが慣れない作業で難しかったです。しかし、みんなで交代しながら作業したので、数を重ねるごとに慣れてきました。さらに、木材をペンキで塗る作業をしました。塗装は学校の文化祭などで経験していた人もいました。どれも普段なかなかできないことなので、とても楽しかったです。

1日を通して、みんなで作業しながら出身地や普段の生活など、たくさんの話ができました。共通の趣味を持つ人もいれば、逆に自分はしたことがない経験をしている人もいて、新しい発見ばかりでした。

明日以降は、楽しい時間を大切にしつつ、家事をしっかり分担して、協力しながら生活したいと思います。