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みかん畑作業から思うこと

今日は三組に分かれて別の作業を行いました。ドライマンゴーの加工場での作業、白ごまの畑の草むしり作業などがある中、私のグループに割り当てられたのは、蜜柑の支柱撤去と草むしり、メロンの苗植えでした。今回はみかん畑での事についてレポートしようと思います。

この畑の多くの蜜柑は、木一本あたり3~4本の支柱により、物理的に支えられています。畑の持ち主の園田さんによると、去年は非常に多く収穫ができたので使用したが、今年の実の量を考慮すると逆に撤去する必要があるとの事です。

また、奥の方の畑では、蜜柑の木の至る所にアサガオのツタが巻きついていて、通り道を軒並み潰してしまっています。隣に面する山から、わずか半年余りで10m近いものが下ってきているとのことです。勿論極めて有害なので撤去しなければなりません。人手が足りていないのか、写真の通りの大変な状況でした。

「農家は頭が良くないとできない」

以前園田さんが仰っていた言葉です。自然の流れを読み、自然の勢いに立ち向かいながらコントロールする。ただ育てるだけでは農業は成立しません。更にはマーケティングだったり経営だったり、勿論体力と根気も必要。農業の難しさや過酷さ、面白さを体全身で吸収したような、そんな感覚です。過去一の疲労感と引き換えに、私は今数多の充足感を得ています。

このメンバーとの生活にも少しずつ慣れ、笑い声の耐えない楽しい日々を送っています。これを書いている今、ソーメンチャンプルのいい匂いが部屋に充満してきました。毎日が本当に楽しい。怪我と病気に気をつけながら、まだまだ続く喜界島での非日常を満喫したいと思います。