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最後の作業日

今日は宝島での作業が最終日でした。ニワトリの声で目を覚ますのも今日で最後かな、なんてみんなで言いながら朝起きました。午前中は、島の温泉の掃除や、島の診療所のフローリングをするための木材を運んだり、水道管の高さを変えるために地面を深くまで掘ったりと、最終日に相応しい過去1の力作業でした。作業を終えたときには、少し寂しい気持ちと達成感で胸がいっぱいになりました。最近はこの島では、小さなリフォームは業者に頼まず、島民の方々が請け負っていることを知りました。困った時はお互い様、周りの人のことは自分のことのように思い動くこと。この島で過ごした10日間で、小さな島での温かい助け合いの輪を何度も目にすることができました。

 午後は、自由時間だったので最後に海に飛び込みに行きました。もう思い残すことないくらい、晴れた日の宝島の海を堪能しました。夜、世話人のいささんやそのご家族と打ち上げのたこ焼きパーティーをしている時、この島に来て初めての星が見えました。ボランティア期間中、ずっと曇っていて1度も見えなかったのに、明日から私たちそれぞれが行く先を照らしてくれているかのように今日の星は本当に綺麗に光っていました。この10日間の出来事は、4人がおじいちゃんおばあちゃんになってもきっと思い出すんだろうな。

 あまりに帰るのが惜しくて、本当に寂しいねという話をしていると、メンバーの1人が「今そんなに寂しがったら、明日になって今日を思い出したら寂しい記憶になっちゃうよ」と言ってきました。本当にその通りだと思いました。今宝島で全力で楽しむからこそ私たちの明日からの活力になる。この10日間は私たちの将来に間違いなく刺激を与えてくれたと思います。このような実りある時間を過ごすことができたのも、世話人のいささんやとしえさんを始めとする宝島の方々のおかげです。本当にありがとうございました!またこの島に戻って来る日のために、これからの1日1日を一生懸命過ごしたいと思います。