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伝統を引き継ぐ

五日目。台風の影響で期間が短くなってしまい、活動できるのは今日が最終日。今日一日をどのように過ごしたいかみんなと話し合って決めました。

「せっかくボランティアに来たんだから役立つことをしたい」

と言う一言から、竹刈りからスタート!

ナタを使って竹を刈ることは容易ではなく、とても苦労しました。しかし、体験したことによって、竹を刈ることの大変さを知ることができました。竹が邪魔して通りにくかった道が、作業後には、車に竹がぶつからない通りやすい道になり達成感を感じました。

 午後は、蒲港へ行き、透明な海を満喫しました。大地が削れた壁とキレイな海!近くをキビナゴの群れが泳ぎ、キラキラ輝いていました。ぜひ、竹島に来た際には訪れてほしいなと思います。

 夜は、竹島の伝統のお祭り「盆おどり」に参加させてもらいました。コロナ明け初めての開催でした。この盆踊りは、去年の盆から今年の49日前まで亡くなった人を弔うもので、亡くなった方の家の前で踊り、昔は朝方まで行われていたようです。ここ数年で、島民の数が減ってしまい、歌や踊りを思い出すところからスタートした盆踊り。亡くなった方の奥さんは、踊りを見て涙を流し、とても嬉しそうな表情でした。その姿を見て、このお祭りが、開催されてよかったなぁと感じました。

 分かる人がいないから、人数が少ないからと辞める理由を並べて、お祭りを終わりにしてしまうことは簡単だけど、終わったあとの島民の皆さんの姿を見て、この先も続くといいなと感じました。

 また、ボランティアを通して、私自身が何か壁にぶつかったとき、「取り敢えずやってみてその後考える。」そのように行動すれば新しい自分に出会える、そんな気がした一日になりました。