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天売島での挑戦

今日は自由日を頂き、焼尻島のお隣 天売島に行ってきた。

みんなで自転車を借りて島を一周したが、私にとってそのことはとても大きな達成だった。なぜなら、私は元々体力もなければ脚も弱く、自転車が大の苦手だからだ。私が通う大学には自転車で8分ほどしかかからない。しかし、少し坂があることから自転車で行くのを避けたり、乗ったとしても途中で降りたりしている。それくらい私は自転車に乗るのが苦手で、好きではなかった。そんな私が今日、天売島を一周することができた。これには自分自身でも驚きである。

天売島は焼尻島より標高が高い分坂もきつい。みんなで自転車で一周しようと決めたときは正直不安だらけで、もしかしたら途中で置いていかれるのではないか、私だけ一周できないのではないか、と思っていた。

でも、どういうわけか、あんなに避けていた自転車に乗って、島を一周するという目標を成し遂げたいとも思った。

そう思った理由は、これまでの活動を通してみんなで成し遂げることの達成感を味わったからだろう。例えば、めん羊牧場でのあざみ取りや焼肉ハウスの塗装などで、長い作業でも頑張っているみんなを見て、励まされ、最後までやり遂げることができた。この経験が私に勇気を与えてくれた。

私が自転車に乗るのが苦手だと知っているみんなは、実際に島をサイクリングしている間に私のスピードに合わせてくれたり、途中で待っていてくれたり、そんな気遣いや優しさ、支えのひとつひとつが私の力になった。

長く続く上り坂をみんなで励まし合いながら上りきった後の達成感は今までに感じたことがないほど大きく、自信溢れる瞬間だった。自転車への苦手意識も薄くなっていった。

支えてくれる人、一緒に頑張っている人、同じ目標に向かう人がいるだけでこんなにもやる気が満ち溢れ、可能性が広がるのか、と実感した。また、自転車を漕ごうとするのは個人の意志だけれど、その一回一回を軽く、漕ぎやすくしてくれるのが仲間なんだと気付いた。

仲間の存在によって、自分自身で作った制限、拘束から解放され、挑戦や克服に繋がる。それを学ぶことができたのは今後の人生で大きく役に立つだろう。

島での生活も6日目を終え、残り少なくなってきたが、これからの活動も最後まで発見や挑戦、克服がある毎日にしていきたい。