今日は朝早くから焼尻めん羊牧場で羊の積み込み作業を見学しました。
2日目に選別した子たちがいよいよ出荷されます。
トラックに羊を乗せるのも一苦労で、ヒトから逃げる羊を捕まえてはトラックに乗せるというのを1頭ずつ行っていました。5分程度だったにも関わらず、その時間はとても長く感じられました。
私たちが普段食べているお肉は、この羊たちみたいに生きていた動物です。
私は羊に対して可哀想だと思える立場でもなく、実際これでお肉を食べなくなるわけでもないです。
しかし、普段食べているお肉はこの羊のように生きていた動物です。その家畜動物に愛情を込めて育てている人がいるということをこの7日間だけでも感じました。そして羊に対して真剣に向き合うめん羊牧場の方々の姿を見て、私の中での価値観が変化した気がします。
活動としては一部でしたが、お肉を出荷するまでの流れを触れられたこの7日間は私にとって大きなもので、食べ物には感謝の気持ちを持とうということをより深く感じ、その中でも今回の積み込みの現場を見学したことは様々なことを考えさせられた瞬間でした。
午後は白浜海岸で拾ったシーグラスを使ってアクセサリーの試作品を作りました。
今回は参加メンバーの2人がシーグラスを利用したアクセサリー、または焼尻で販売できるお土産品を考えたいということで他のみんなに案を出してくれました。みんなで試行錯誤しながら進められました。初めはあまり興味がなかった私もやり始めてみると面白く熱中してしまいました。
やって見なきゃ分からないこと、また色々な人達が集まるからこそ知らないものを知れるのだと改めて思いました。
違うことに興味のあるみんなだから、良い影響を与え合うことができる、そんな毎日です。
木工作業では食料やものを入れるストッカー作りの続きで、使用する木材を全て切り終え、ヤスリをかけ、組み立てました。
1本だった木が形になってくるとワクワクが止まらなくなります。
KY(危険予知)を意識しながら、「それここに置いておくと危ないよ」「これ使わないから片しておくね」と声掛けをしてみんなで協力しながら進めることが出来ました。
色々な道具を使う上でそれぞれが得意分野を発揮させていきました。日に日に見えてくるみんなの個性はそれぞれいいところがあってとても素敵だと改めて感じた一日でした。
この7日間考えさせられることが多く、つまづくこともありましたが、そんな時に支えてくれる仲間、話をきいてくれる世話人のかなさんには本当に感謝です。
あと残りの日数もわずかですが、みんなで支え合いながら過ごしていきたいです。