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島を好きになるって?

私は今回焼尻の「やすんでけ」で学び自ら考えた経験は大きかった。島を好きになるということは何なのか。その土地を好きになろうとする時にはどうしてもその土地の良いところばかりに目が行きがちである。私も今まで行ったことのあるリゾートでのご飯、アクティビティ、ホテルなど、良い面だけを見ようとして、あまり悪い面が自分に入ってこなかった。どの土地でも良い面、悪い面は必ずある。良い面だけを知ってもまた来たいと思える島や土地はたくさんある。しかし、今回焼尻を離れる際に、また来たいと思う以上にさらに特別な思いを感じた。これからの焼尻の将来をずっとみていきたい、聞かれなくても周りに焼尻を知ってもらいたい、など初めて味わる感覚であった。きっかけは「やすんでけ」にある。私は今までこれほど島の過去、現在、先について考えたことはなかった。おっくん・かなさん方は島の良い面、悪い面を包み隠さず教えて頂いた。悪い面を知ることは一見良くないことに聞こえるが、知ることでおっくん・かなさん達、焼尻の住民の方と本当の意味で同じ目線に立たせてもらえたと思う。観光では気付けない、焼尻の悩み、不安など、話しにくいこともたくさんあったと思うが、おかげで焼尻のことがとても気になり、無力ながらもどうにかならないかなど、今までにないほど深く考え、皆で話し合うことができた。本当の意味で島を好きになる、ECOFFを通じて、また「やすんでけ」でお世話になることで少し見えたと思う。とても抽象的で申し訳ないが、文章で伝えるのは難しかった。「やすんでけ」、本当の意味で焼尻だけでなく島を好きになるきっかけを作ってくれる場所であった。