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A.O.さん(2022年夏日程)

今回のボランティアは多くの方が言うように疲れました。そしてそれは2種類の疲れです。活動を始める前は身体的な疲れしか感じないのだろうと思っていました。そして実際に行ってみると、体力が求められる炎天下での活動では確かに身体的に疲れました。しかし、それと同様に精神的にも疲れました。それは常に自然や動物と向き合っていたからです。言葉を発するわけでもない彼らは何度も自分を悩ませ、人間にとって不利な牛や自然の姿に何度も心を折られそうになりました。しかし、そもそも彼らは本来の姿を全うしているだけであって、人間の要求が通らないのは普通なのだということに気づいた瞬間、人間の使命はありのままの自然を理解し、受け入れる中で自然やその中で生きる動物との関わり方を模索し続けることだと思いました。そしてその模索の中で精神的な疲れを感じるのですが、それを続ければいずれ彼らを理解できるようになり、寛大で豊かな精神を培うことができるのだろうと考えました。
また、このボランティアによって自分を成長させることができました。もちろん何もかも達成できたわけではないし、むしろ満足いかなかったことが多かったです。しかし、自分に欠けている部分を知ることができたし、苦手なことも分かりました。これらを知れたことはある種の成長であり、今後の生き方を変えるきっかけにもなりました。そして、地域活性化についても様々なアイデアが浮かんできましたが、これで終わりではありません。何事も考え続けることが欠かせないので、この地域にとっての活性化とは何か、そして今回得た視点をどのように他の地域で活かすかなど学びをここで終わらせないようにいしきしていきたいです。