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H.K.さん(2022春日程)

屋形島を訪れるまで、ヒオウギ貝は見たことあるけれど名前も知りませんでした。
屋形島は人口14人の島だとエコフを通じて知っていたけれど、地域のことを何も知りませんでした。
実際に屋形島で、
風や雨を耳や肌で感じました。
ヒオウギ貝や魚の味を味覚で感じました。
夜明けや満点の星空を体全身で感じました。
命のある貝や魚を実際に自分でさばき、命を心で感じました。
この島に来てから感じることばかりでした。私は食べるものを自分で育てているわけではないので、スーパーで買っています。いつも何となく値段ばかりを気にして買っていました。もちろん、生きていく上で金銭面のやりくりは大切だと思います。しかし、私は私が食べるものにも命があっていただいていることや私が食べるために支えてくださっている生産者やお店の方がいることに対して、私自身が感謝の心を忘れていると気付かされました。消費者である私は、食材を提供してくださっている生産者さんに感謝の心を持って、同じ価値を分かち合う存在でありたいと強く思いました。
「みんな違ってみんないい」という言葉を私はよく使っていました。この言葉の意味を辞書で書いてあるから知ってはいたけれど、全く理解できていませんでした。参加していた仲間たちとの共同生活を通して、年齢や大学、得意なことだってみんなそれぞれだけれど、10日間かけてみんなのいろんないいところに出会いました。辞書で知ることもとても大事だけれど、実際に自分で感じて理解することもとても大事だと学びました。今は自信を持って「みんな違ってみんないい」と言うことができそうです。
活動最終日に、みんなで「今屋形島にいる自分が感じていること」を手紙にしてタイムカプセルとして埋めました。10年後タイムカプセルを開けるときに、10年前の自分の姿にを知ることが楽しみです。その時に何かを感じたならば、そのまた10年後の自分に手紙を書こう。いつか、自分の子供や孫が屋形島にいる私の思いに会いに来てくれたら嬉しいな。
未来の屋形島と未来の屋形島にいる自分に、屋形島にいる今の自分の思いを「継続」しました。
時が経とうと、10日間私たちが屋形島で過ごした日々と感じた思いは消え去らないと思います。かけがえのない、これからも大切にしたい人たちや時間に出会えました。ありがとうございました。また帰ってきます!いってきます!