まず、本当に参加して良かったと心から思います。
普段は消費者側で、いかに事足りるものを安く購入するかを基本に生活していました。けれど生産側の立場にたつことにとって、農業の大変さをしりモノの見方が変わりました。大学生6人で精一杯、疲弊する重労働で地道な作業を高齢化が進む農家の方々が担っておられることへの驚きと問題意識の芽生えを感じました。日本の第一次産業は近年、農業人口の減少と高齢化、外国からの安価な大量輸入によって苦しい状況にあります。どのようにしてそれを克服できるのか考えることがこれからの大きな課題となりました。またボランティア活動中は美しい海、山、空気、星空に囲まれ自然の偉大さを改めて実感し守っていかなくてはいけないと強く考えるようになりました。
屋久島の人々の繋がりの点では、都市部に住む私とは全く違うものを感じました。これまで農業はその家のみで完結していることかと思っていましたが、屋久島の農業は互いに助け合いながら行います。自分の農作業が終われば他の農家の手伝いに行く、そこには報酬などの経済的な循環はありません。ただ支せ合いの精神が屋久島の農業を維持していることを肌で感じることができました。
私はもともと田舎の暮らしや農業に興味があり参加しましたが、最も得たことは、人の生き方についてです。ボランティア期間中は屋久島に住む方とお話をさせていただく機会が沢山ありました。そのなかで、自分はどのような人生にしたいか、人生の最大の目標はなにか、本当にしたいことは何なのかなどを考えさせられる機会がありました。そして今まで自分がいかに狭い視野で物事を捉えていたのかを痛感しました。長い人生の若い時期にこのことについて考えるきっかけとなった今回のボランティアは私にとってとても貴重な経験になりました。