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赤ちゃん牛に会えた雪の1日

今日は朝5時半に出発して、まだ暗い中餌やりに向かいました。雪が降ってきたので牧場は銀世界になり、とても綺麗でした。

そして、今日は生まれたばかりの赤ちゃん牛に初めましてをすることができました!

もうすぐ生まれるだろう、と言われていたのですが、自然放牧では自然のままにお産が進みます。

直接お産を見ることは叶いませんでしたが、餌を食べにきた時、お母さん牛の後ろをひょこひょことくっついて赤ちゃん牛が登場した姿はとても可愛かったです。あまりの可愛さに頬がほころびました。

母子ともに健康で、何よりです。人間は介助なしに分娩するのはとても稀でリスクも高いと思います。しかし、牛は誰に教わらなくても子を産み、子も母牛を認識してそばを離れません。本能と、生命力を感じました。

また、午後には明日お迎えする予定の牛のため、柵を手作りしました。

山地さんが引き取る牛はそれぞれ事情があって、かつ引き取らなければ産業廃棄物として直ちに処分される牛たちです。牛と触れ合っている時は牛が可愛くて、家畜であること、人間によって殺処分されていたかもしれないこと、ゆくゆくは肉牛となることを忘れてしまいそうになります。

私はボランティアとして牛と接する機会を得ているので、世話した牛が出荷されるまでの過程を体験することはできません。農家の方々のように、その過程を一度でも経験した時は、どのような気持ちになるのでしょうか。

新しい牛と出会えるのはとても楽しみです。ですが、一度引き取ると決めた命なので、最後まで責任を持って牧場でお世話できるよう、怪我などをしないよう願いを込めて柵を作りました。