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命と向き合った9泊10日

今日は午前中に宿をチェックアウトし、東京へ帰る日でした。別府に来るのは初めてでしたが、温泉、ご飯、人も温かく思い出がたくさん増えました。今回のボランティアでお世話になった方々に、また会いに訪れたいと思いました。

このボランティアは、命について考え、向き合った10日間でした。

私が自然放牧を選んだきっかけは、自分の人生で関わりがなかった分野、そしてこれからも関わることがなさそうな分野だからです。

しかし、私は日常的に乳製品や牛肉を食べています。決して自分に関わりのないことではないのです。しかし、ほとんどの消費者がどのようにこれらの製品が私たちのもとに届けられているのか、無知で無関心だと思います。

肉牛では、牛を殺して食べています。しかし、もっと深く知ると、その裏で肉にもされずに殺処分される牛がたくさんいるのです。

また、肉用牛は肉の量を得るためにほとんど運動させず、栄養も偏ったものを与えて、病的なほど太らせます。

これらの現状を疑問に思い、殺処分されるはずだった牛を引き取り自然放牧しているのが、今回お世話になった山地さんでした。

私は、この取り組みを素晴らしいと感じました。しかし現場では人手不足や放牧地の問題、まだ消費者に届きにくかったりと課題が山積みでした。

この事業をどうすれば拡大できるか?どうすれば殺処分される牛を減らすことができるのか?私も考えを巡らせましたが、まだいい答えは出ていません。

何も知らずに食べていた牛の、命の価値や扱い方をたくさん考えた10日間でした。

そして、たくさん運動し、牛や自然に癒されることができました。明日から普段の生活に戻りますが、いいデトックスになりました。

参加するまではどんな自分になっているか不安でしたが、命について考え、より成長できた気がします。本当に楽しかったです!今回のボランティアでお世話になった、全ての方々に感謝いたします!