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ぶどうの収穫から出品まで

2日目の今日から本格的な活動が始まり、まずは朝からぶどうの収穫を行いました。品種は2種類、「ピオーネ」と「藤稔」です。一房ずつ人の手によって丁寧に状態を確認し、しっかりと熟したものを収穫します。実に傷をつけないよう、袋の付け外しにも細心の注意が必要です。

その後は包装を行いました。外れかかっている実がないか、傷がついた実がないか、ぶどう一房としてみた時のバランスはどうか等を細かく確認してから包装しますが、ここでも品質を損ねないために、極力実に触らないように注意を払いながらの作業でした。

消費者目線では、やはり見た目の良いものを選んで買ってしまいますが、生産者目線になってみると、食べるうえでは何も問題がないのに皮に少し傷がついている、他より飛び出して全体的なバランスが悪く見える、という理由だけでその実を切り落さなくてはならないことに複雑な思いを抱きました。ですが、そのような実も別の形で有効活用されており、生産者の努力が身をもって感じられました。

午後には梱包が終わったぶどうの出品に向かいました。今回は道の駅での出品でしたが、陳列していると次々に手に取って購入されていて、とても嬉しく思いました。そんな中、あるお客さんから「2種類あるけどどう違うの?」との質問をいただきました。ここまでの作業の中で農家の方から伺っていた特徴を説明すると、「それならこちらにしようかな」言ってと手に取っていたものを戻し、もう一方のぶどうを購入されていました。ボランティア2日目の私たちですが、お客さんからは生産者の一人として見られているということを改めて感じた瞬間でした。この事実をしっかりと受け止め、明日からの作業も責任をもって取り組みます。