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ごみ拾いを通して学んだこと

今回、海洋ごみのスペシャリストの下で海浜に落ちているごみを拾った。その拾ったごみをアップサイクル(リサイクル)を行うために、海洋プラスチックや発泡スチロール、漁具などを分別しながらごみの回収を行った。

 今回の活動を行う前は、ごみ拾いは回収するだけだと考えていた。しかし、今回の活動を通して価値観が変化した。ごみ拾いには回収するだけでなく、その処分まで行うことがごみ拾いだと実感することができた。ごみの処分には膨大な費用と埋め立てをする土地が必要となる。アップサイクルを行うことによって、ごみを回収し、再利用をする。消費者が気に入った商品を購入し、費用となる。この費用が人件費となり、回収費となりアップサイクルの製作費となる。私は、この経済の循環に感心した。

 また、海洋ごみの中には日本のごみだけではなく、中国や韓国、ロシアなどの海外からのごみも海浜に打ち上げられていた。これは、日本海側の海流によって奥尻島に流れ着いたと考えらる。また、季節によって打ち上げられるごみの量も異なる。私は、これらの事象に大変驚いた。

 しかし、海洋ごみには謎が多い。海洋に捨てられたごみの量と発見されたごみの量が一致しないなどの疑問が挙がる。私なりに考えた海洋ごみの行方は、海洋生物が餌だと勘違いして誤飲したり、海の底に沈んでいるのではないかと考察する。

 今回のごみ拾いを通じて、海洋ごみの処理、海洋ごみの行方などを学ぶことができた。

 明日は今日拾った海洋プラスチックをアップサイクルするので、楽しみである。