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奥尻島一周観光ツアー!

奥尻島生活6日目の今日は、島を1周して奥尻島観光をしてきました!

午前中は奥尻島津波館を訪れ、学芸員の方の案内で北海道南西沖地震について学びました。地震が起こった1993年は私たちが生まれるずっと前であり、今回のECOFFの参加者は震災のことを知らない人も多くいました。地震や被害の概要を学芸員さんの口から教えていただいたことで、資料がより鮮明に感じられました。また津波館は実際に被害のあった地区に建てられているのですが、入る前と後ではその景色に対する見方の変化がありました。今では何事もなかったかのように家やお店がたくさん並んでいるけれど、それは大きな被害や悲しみ、多くの人々の協力があった上で出来上がったものだと気づくことができました。

次に、離島仙人のもとで深海松の加工体験とBBQをしました!加工体験では深海松を用いたボールペンやネックレス、ストラップなどを作ることができます。一生懸命に磨いた深海松は綺麗な艶があって、世界にひとつだけのアクセサリーができて嬉しかったです!離島仙人はひとりひとり丁寧にアドバイスをしてくださったり、BBQでもたくさんのお話をきかせてくださり、あたたかい時間を過ごすことができました。みんなで食べたイカやツブ貝はすごく美味しかったです!

その後は稲穂ふれあい研修センターを訪れ、再び学芸員さんとお会いしました。ここは閉校となった稲穂小学校が改装されて作られた資料館で、奥尻島から出土した土器や石器、昔の生活用品に実際に触れることができます。私はこれほどまで展示物に触れることのできる資料館に行ったことがなかったため、終始わくわくした気持ちで回っていました。実際に触れてみると座学とは違う発見があり、人類が辿ってきた歴史についてより深く知ることができました。また学芸員さんとも交流ができ、楽しい時間となりました!

私は今日一日を通して改めて、島の人々のあたたかさと、歴史の上に「今」が成り立っているということに気づくことができました。あらゆることを当たり前と思うのではなく、その環境があることに感謝の気持ちを忘れてはいけないと強く感じました。今日を含め、今回のボランティア活動に関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います!