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草刈りと羊の餌やり

焼尻島コース3日目の始まりは草刈りから始まりました。はじめに草刈りの場所を見た時は雑草が想像よりも元気に育っていて絶句しました。刈っても刈っても草が減りません。なんならこの瞬間にも雑草が成長して増えているのではないかと疑いを抱くほどでした。そんな時に野良猫が僕達の近くに来て「ニャー」と応援してくれました。そのおかげで体力は回復し、最後までやり遂げることができました。草刈りを通して植物の生命力を実感すると共に、草刈り後の景色を見て、気持ちが清々しくなりました。

その後は牧場に行って羊に餌を与えに行きました。餌をあげようと餌が入ったバケツ持って近づくと、僕のことを多くの羊が見つめてきました。僕が人気者なのかなと調子に乗っていましたが、餌をあげた途端に視線は餌へと移り変わり、僕への視線はひとつもなくなりました。なんだか悲しくなりました。羊は餌を奪い合っており、小さな子羊はなかなか餌を食べられていない様子でした。同じ動物の中でも常に生き残るために精一杯生きていることがわかりました。私たち日本人の多くはご飯が食べられずに困る人は少ないですが、羊と同じように世界のどこかでは今もなお食糧不足に困っている人もいます。なんだか自分達だけが平和ボケしているように感じました。今ご飯を食べられていることがどれだけ幸せなことなのかを実感し、今後は食べ残しをやめようと決めた1日でした。