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匿名希望(2023夏日程)

本当に充実した5日間でした。活動を通してたくさんのことを学び、感じ、考えました。

まずは活動のことについて振り返ります。活動自体はヤギに関わるお仕事が主でした。ヤギの餌を自分たちで刈り取って、与えて、触れ合いました。ヤギの魅力やのびのびと過ごしている様子を肌に感じました。また庭に飼っているヤギを外に逃さないようにするためのフェンス作りも手伝いました。土に杭を打ち込んだり、スペースを確保するために大量の草を刈ったりと大変でしたが、ヤギを安全に大切に育てていくための過程を学ぶことができました。このような新鮮な活動をさせていただいたことに感謝したいです。

次に5日間を通じて考えたことです。「村おこしとは何か」このテーマ考えさせられた日程でした。発端は初日の世話人の方のお話です。人口が少なくてもその地域に住んでいる人が幸せであれば十分に村が興されていると仰っていました。このことを踏まえて今5日間を振り返ってみると、わずかな期間ではありましたが、少なくとも江田島の方々は不満などを漏らすこともなく、それぞれのしたいこと、夢を追いかけて思い思いに過ごしているようでした。果たして人口を増やすこと、地域を発展させることが村おこしにつながるのでしょうか。私は少し疑問に感じました。村おこしはその地域に住む人のために行うものではなく、その地域を素晴らしいと感じた次の世代の人が、次の世代のために地域の文化や歴史を存続させていくことなのではないかと考えました。もちろん、島の方全員のお話や考えを聞いたわけではないのではっきりとは言い兼ねますが、少なくともこの日程を通しては村おこしに対する考え方がガラッと変わりました。

最後に、島での出会いについてです。班の仲間、世話人の方々、島の方々、動物たち、たくさんの素敵な出会いがありました。まずは仲間のおかげで楽しく充実した5日間を過ごすことができました。優しい人、面白い人、気を遣える人、責任感の強い人、みんな良い人たちばかりで仲間には本当に恵まれました。活動中やそれ以外の場でも笑顔が絶えない仲間たちでした。世話人の方々も本当に親切に接してくださって、おかげで安心して充実した日々を過ごせました。島の方も同様です。多くの動物たちにも触れて魅力もたくさん知れました。この島での出会いに本当に感謝です、ありがとうございました!