最初ははじめて来た場所ではじめて出会う方々と共同生活をすることに少し不安を感じていました。しかし、当たり前のように感謝と謝罪ができるメンバーのおかげで、嫌な思い1つせず、すぐに生活に慣れ、10日間楽しく過ごすことができました。
中学校や高校での社会の授業で過疎地域について考える機会は何度かありましたがどこか他人事のようなつもりでいました。今回人口12人という屋形島に10日間という短い期間ですが、自分で実際に行って、ヒオウギ貝の養殖のお手伝いをはじめとした、様々なことを体験させていただきました。それによって、この島がなくなってほしくないという新たな心が芽生え、そのような地域に住んでいる方々の思いを知りました。また、限界集落について改めて考え直すきっかけとなりました。
島を離れるときとても名残惜しい気持ちになりました。屋形島の他では感じることのできないゆったりとした時間の流れがとても大好きです。メンバーとたわいもない話をしている時間、ただ座って海をぼーっと眺めている静かな時間は私にとって忘れられないものになると思います。貝の作業場でお世話になった方々、たけしさん、彩華さんを含めた皆さん、突然来た私たちを快く受け入れ、関わりを持ってくださったこと、本当に感謝しています。みなさんに少しでも成長した姿でお会いできる日を楽しみにしています。
最後に。活動を通して自分にできることは、ありきたりな回答になってしまうかもしれませんが、「私自身が体験したこと」、「島の魅力」を私と関わっている人々に伝えることであると考えました。まずはこの多くの魅力がある屋形島という場所について知ってもらうこと、それがまずはじめにできることではないかと考えました。
10日間、本当にありがとうございました!