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人口14人の離島「屋形島」が新たに仲間入り! 本当の限界集落とは一体どんなところ?

皆さんこんにちは、ECOFFスタッフの山田です。

今回は、この夏から新登場の地域「屋形島」へ視察に行ってきたときの様子をレポートいたします!

大分に離島があるなんて、島好きの私も知らなかった…。

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離島好きの私ですが、屋形島の存在は知りませんでした。「自称」離島マニアもまだまだですね…。

大分県の中でも宮崎県寄りの「佐伯市」というところに、屋形島はあります。

集合場所の蒲江港にある「道の駅かまえ」は港が目の前。港を少し散策すると、たくさんの漁船や、漁の網を修理している人々に出会います。まさに漁師のまち、といった雰囲気です。

道の駅かまえの隣にはスーパーもあるので、島へ行く前に買い出しもできます!

港から海を眺めると、対岸にもう屋形島が見えています。

定期船も出ていますが、船で10分と近いため、世話人の後藤さんが自家用船で蒲江港までお迎えに来てくれます。

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小さな漁船ですが、海風を思いっきり浴びて、とっても気持ちよかったです!

屋形島の今とむかし

屋形島に到着し、さっそく島を案内してもらいました。

昔は畑だったという、今は草に覆われた広い土地。

ブタ小屋だったという廃墟のようなもの。

ミカンを栽培していたという場所は、もう長年手入れをしておらず高く伸び切ってしまったミカンの木。

実がついていましたが、これでは収穫も難しそうです。

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今は全員が漁師という島ですが、歴史をたどれば元々は百姓一揆の島流しにあった人たちが住みついた島ということで、昔は農業も盛んだったそうです。

漁師の島、といっても島の人口は14人。そのほとんどが60歳以上で、もう漁もあまりしなくなったといいます。

それでも屋形島周辺は全国的にも珍しい「ヒオウギ貝」というカラフルな貝の養殖が盛んで、私も少しお手伝いさせていただきました。

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とにかく見た目が色とりどりでおもしろい! 食べても肉厚でおいしい! 食べた後もアクセサリーなどに加工してもきれい! 

ヒオウギ貝はとにかく気分を上げてくれます。

人口14人の島にゲストハウス!?

屋形島の人口はたったの14人。

世話人の後藤さんは、「これからこの島を活性化する」というような「村おこし」は少し違うのではないかと言います。

今住んでいる島民の生活を守る。島民の方々が幸せに暮らす。それが大事である、と。

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このままでは無人化も近い屋形島ですが、島を残すために移住者を迎えて人口を増やすというのは本当にこの島のためになるのか? と考えたときに、それは違うのではないか、と思ったそうです。

もちろん、屋形島を気に入って、この島の生活に寄り添うことができる移住者であれば、大歓迎ともおっしゃっていました。

島に人はいなくなってしまっても、屋形島のエッセンスがどこかで生きていれば、それで良い。

後藤さんは屋形島出身のUターンですが、世界をバックパッカーで旅した経験から、人は、人と人が出会うことで成長すると感じ、屋形島にゲストハウスをオープンしました。

そんな後藤さんの話は少し独特で、とてもおもしろい。

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たった人口14人の島にゲストハウス。それは後藤さんとの出会いも、大きな目的になるのではないかと思います。

村おこしボランティア【屋形島コース】では、ヒオウギ貝のお手伝いをしながら、本物の限界集落を知ることが大きな活動目的になります。

「村おこし」という言葉そのままのような、島をこれから活性化させる、というような活動ではないかもしれません。

でも、ECOFFの「村おこしボランティア」もひとつの大事な活動です。

その地域のことを知る。その地域を好きになる。これがECOFFが考える「村おこし」です。

だから、屋形島へ行って、みなさんが屋形島のことを知り、屋形島のことを好きになってくれたら嬉しいです。

ぜひ、村おこしボランティア【屋形島コース】の詳細をご覧ください!

村おこしボランティア【屋形島コース】