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台湾にお得に行けるLCCの選び方と比較

台湾いきLCC徹底比較

村おこしNPO法人ECOFFでは、台北から電車で1時間半ほどの場所「淡水」という場所で自然農法ボランティアを体験できるツアー型のボランティアを春・夏・年末年始に実施しています。

>>村おこしボランティア【台湾 淡水コース】<<

ところがこのボランティア活動は現地集合・現地解散なので参加者が自分で交通の手配をしなければなりません。ですが、実際に交通の手配をするといっても慣れていない人は困ってしまいますよね。

そこで今回は、台湾にお得に行けるLCC(格安航空会社)を徹底比較! 実際にECOFFスタッフが利用した台湾行きのLCCの体験を交えてご紹介します。ボランティア参加者も、そうでない方もぜひ参考にしてください!

  • 注意
    この記事は2015年12月時点での情報を掲載しています。最新情報はかならず各LCCのウェブサイト等でご確認ください。LCCの手配や旅は自己責任です。本記事はあくまでも参考としてご利用ください。

台湾行きのLCC

台湾行きのLCCを徹底比較

近年、LCCが増えたので、数年前とくらべると格段に海外旅行が気軽にできるようになりました。しかし、どのLCCが日本〜台湾便を出しており、何が違うのかは分からないのではないでしょうか?

ということで、2015年12月現在で日本〜台湾路線のあるLCCをすべてリストアップし、各LCCのもっとも安いタイプの航空券の比較をしてみたいと思います。なお、掲載順は50音順です。

ちなみに、台湾の主要な空港は、台北(桃園)・台北(松山)・高雄の3ヶ所です。台北(松山)は市内にあるので、交通の便がとても良いですが、現在台北(松山)に就航しているLCCはありません。

そのため、台湾の台北に行かれる場合は台北(桃園)に行くのが一般的です。台北(桃園)から市内まではバスで約1時間。2016年上半期に桃園からは、台北市内までのMRT(電車)が開通する予定です。

高雄は、台湾の南にある空港です。高雄と台北は東京と大阪くらい違う場所ですのでご注意ください。

ジェットスター

  • 区間
    東京(成田)〜台北(桃園)
    名古屋(中部)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜台北(桃園)
  • 預け入れ荷物
    行き 15kgまで 3,330円 / 20kgまで 3,730円
    帰り 15kまで 2,300円 / 20kgまで 2,600円
  • 座席指定 460円〜980円

元祖LCC。創業以来事故を一度も起こしていないオーストラリアのカンタス航空系列です。値段を出発日ごとに棒グラフで表示する機能があるため、安い航空券を見つけるならジェットスターがいちばん使いやすいです。

ジェットスターは路線が多いのが強みのLCC。飛行機の乗り継ぎが必要な地域にお住いの方は、出発地から台湾までジェットスター一本で移動できるのでおすすめです。ただし、LCCは乗り換え時に預け入れ荷物をもう一度チェックインする必要がありますのでご注意を。

>>ジェットスター<<

スクート

  • 区間
    東京(成田)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜高雄
  • 預け入れ荷物 20kgまで2,000円
  • 座席指定 580円〜2,400円

シンガポールのLCC。使いにくいウェブサイトなのが残念ですが、スクートの強みは座席の前後の間隔が他のLCCより広いということ。

一般的なLCCだと座席を増やすために足を置くスペースがものすごく狭いのですが、スクートの場合は一般的なエコノミークラスと同様の広さがあります。リラックスしたい方、体の大きな方にはスクートがおすすめです。

>>スクート<<

タイガーエアー

  • 区間
    東京(成田)〜台北(桃園)
    東京(成田)〜高雄
    東京(羽田)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜高雄
    沖縄(那覇)〜台北(桃園)
  • 預け入れ荷物 15kgまで2,800円 / 20kgまで3,200円
    座席指定 560円〜

最近就航したばかりの台湾のLCC。さすがに路線が多くて便利ですね。残念ながら一度も搭乗したことがないのですが、次回はぜひ乗ってみたいLCCです。

現在就航している台湾のLCCのなかでいちばん高雄行きの路線が多いので、高雄に行かれる方におすすめです。

>>タイガーエアー<<

バニラエア

  • 区間
    東京(成田)〜台北(桃園)
    東京(成田)〜高雄
  • 預け入れ荷物 20kgまで 3,000円
  • 座席指定 500円〜1,300円

バニラエアは、個人的にいちばんよく乗っているLCCです。なぜかというと、ウェブサイトからの予約がとてもわかりやすいし、ANA系列の会社なのでサービスもしっかりしているからです。

ただ、以前は預け入れ荷物が無料だったのですが、現在は3,000円もかかるようになってしまいました。それでも、2015年4〜6月の間の遅延率はここで紹介しているLCCのなかで最下位なので信頼できるLCCととも言えますね。

予約しやすく使いやすいウェブサイト、安心のサービスを求めるならバニラエアがおすすめです。

>>バニラエア<<

ピーチ

  • 区間
    東京(羽田)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜台北(桃園)
    沖縄(那覇)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜高雄
  • 預け入れ荷物
    那覇からの場合 20kgまで 2,000円
    那覇以外からの場合 20kgまで 2,600円
  • 座席指定 400円〜2,000円

ピーチは羽田から出発できるので、とっても便利! さらに、大阪や沖縄からも出発しているので、関西方面の方はピーチがいちばんおすすめのLCCかもしれません。ちなみに、ピーチもANA系列のLCCなので安心です。

>>ピーチ<<

Vエア

  • 区間
    大阪(関西)〜台北(桃園)
    名古屋〜台北(桃園)
    福岡〜台北(桃園)
  • 預け入れ荷物 10kgまで 1,800円/15kgまで 2,600円/20kgまで 3,200円
  • 座席指定 360円〜1,800円

こちらも台湾のLCCです。まだ東京〜台北間は就航していませんが、近々就航するのではないでしょうか。Vベアというマスコットキャラクターが可愛いです。

ウェブサイトもすっきりしていて見やすいのですが、まだ完全に日本語化されていないのでちょっと不便な面もあるかもしれません。

>>Vエア<<

番外編:キャセイパシフィック航空

  • 区間
    東京(成田)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜台北(桃園)
    名古屋〜台北(桃園)
    福岡〜台北(桃園)
  • 預け入れ荷物 20kgまで 無料
  • 座席指定 無料

実はキャセイパシフィック航空は狙い目です。チケットによってはLCC並みの値段になることがあります。

LCCだと荷物や座席指定を追加するとオプション料金でどんどん高くなりますよね。でも、キャセイパシフィック航空はLCCとは違い、荷物も座席指定も無料です。場合によってはLCCよりもお得になることも。

>>キャセイパシフィック航空<<

番外編:チャイナエアライン

  • 区間
    札幌 〜台北(桃園)/ 高雄
    東京(成田)〜台北(桃園)/ 高雄
    東京(羽田)〜台北(松山)
    静岡 〜台北(桃園)
    富山 〜台北(桃園)
    名古屋(中部)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜 台北(桃園)/ 高雄 / 台南
    広島 〜台北(桃園)
    高松 〜台北(桃園)
    福岡 〜台北(桃園)/ 高雄
    宮崎 〜台北(桃園)
    熊本 〜 高雄
    鹿児島 〜台北(桃園)
    沖縄(那覇)〜台北(桃園)/ 高雄 / 台中
  • 預け入れ荷物 20kgまで 無料
    座席指定 無料

台湾を代表する航空会社。たまに買いやすい値段のチケットがあります。とにかく路線が多いのが特徴ですが、安いチケットは手に入れにくい印象です。機内預け荷物があり、座席指定もしたい場合は検討する余地がありそうです。

>>チャイナエアライン<<

番外編:トランスアジア航空

  • 区間
    旭川 〜台北(桃園)
    札幌 〜台北(桃園)
    函館 〜台北(桃園)
    東京(成田)〜台北(桃園)
    大阪(関西)〜台北(桃園)
    沖縄(那覇)〜台北(桃園)
  • 預け入れ荷物 20kgまで無料
    座席指定 無料?

台湾の航空会社。残念ながら事故が多いため、現在台湾政府から厳重注意を受けています。2014年の澎湖(台湾の離島)と2015年の市中での墜落事故は大変痛ましい事件でした。

セール中以外の値段はLCCの値段ではありませんが、セールをねらえばLCC並みの価格のことも。北海道からも出発しているのも嬉しいところですね。しかしウェブサイトからの予約がしづらいです。今後の改善を期待しましょう。

>>トランスアジア航空<<

さらにお得に台湾に行く方法

もっとお得に台湾に行きたい人へ

台湾行きのLCCはこんなにあるんですね〜!

2015年にいっきに増えた印象です。これまでは大阪にしか就航していなかったLCCが東京からも飛ぶようになり、なんと東京発の台湾行きLCCは6社中5社もあります。これだけあれば自分が行きたい日程で、いちばん安い日程を納得いくまで探せますね。一方、価格を比較するのが大変という面もありますが…。

というわけで、LCCを選ぶだけでお得に台湾に行けるわけですが、実はもっと安くする方法があるんです!

行きと帰りで違うLCCを選ぶ

「あ、安いチケット発見。じゃあこのLCCで往復予約…」と、ちょっと待ってください! LCCの良いところは片道だけでも予約ができること。行きと帰りで違うLCCにした方が安いかもしれませんよ。

1円でも安くしたい方は、往路・復路とも複数のLCCで値段をチェックするようにしましょう。

ただし片道航空券の場合は、行きのチェックイン時に帰りの航空券を提示する必要があることも。また、帰りの便を出発前に手配していないと搭乗を断られる場合があるので注意しましょう。

行きと帰りで荷物の量を変える

どのLCCでも機内預け荷物は有料です。そこで、行きは手荷物だけで済むようにし、帰りだけ機内預け荷物を追加するという方法もあります。帰りはお土産で荷物が増えますからね。

でも最初からスーツケースを持っていかないといけないじゃないかって? いいえ、手荷物の中に入る折りたたみの大きなバッグを持っていけばいいんです。

キャンペーンをねらう

ほとんどの会社がメールマガジンを発行し、キャンペーンのお知らせを届けてくれます。台湾に行きたいなと思ったら忘れずにメールマガジンに登録しましょう!

LCCの注意点

台湾のLCCの注意点

これだけたくさんLCCがあるわけですから、今さら一般の航空会社を使おうとはなかなか思えないですよね。でもLCCにはLCCの注意点がありますよ。これから紹介する問題点が嫌な方は、一般の航空会社を選んだほうが無難かもしれません。

欠航や遅延が生じることも

最低限の運賃で運行しているため、空港で何かトラブルがあったらまっ先に影響を受けるのがLCCです。通常の航空会社でしたら、代替便に乗れたり振替をしてくれたりしますが、LCCにそんなサービスを期待してはなりません。

追加料金だらけ

また、追加料金が多いというのもLCCのデメリット。最初に表示される値段には、燃油サーチャージや空港使用量、諸税が含まれていない場合があります。また、荷物を預けるのに追加料金、座席指定で追加料金…と気づいたら全然ちがう値段になっていることも。

さらには、不要なオプションに最初からチェックが入っていたり、オプションを外す操作が分かりにくかったりする悪質な場合もあります。特に座席指定は、まるで必ず指定しないといけないような表示になる会社が多いので要注意です。

チケットを買う前に、勝手にオプションが選択されていないか確認し、もし追加されていたらそれを外すのを忘れないようにしましょう。

荷物の重量チェックがきびしい

預け荷物の追加料金が高いため、なんとかして機内持ち込み荷物だけで済むようにしようとする人が多いLCC。安く、そして楽に旅行するコツは荷物を減らして機内持ち込み荷物だけにまとめることです。

しかし、機内持ち込み荷物の重量は7kgまでの場合がほとんど。パソコンを持っている場合はそこから+3kgまで追加して持ち込めますが、それでもわずか10kgです。

空港や係員にもよりますが、チェックインの時に機内持ち込み荷物の重さを計測される時があります。ここで重量オーバーですと持ち込ませてくれません。

また、チェックインの時に大丈夫だったとしても、大きな荷物を持っていると搭乗直前にまた重さを測るように言われることがあります。「ちょっとくらい平気だろう」は通用しないのがLCC。きちんとルールを守りましょう。

荷物の減らし方については、以前ECOFFブログでも紹介していますので、ぜひご覧ください。

>>旅行の荷物で本当に必要な物は? すぐに参考にできる荷物の減らし方<<

持ち込み飲食物はNG

航空会社にもよりますが、機内に持ち込んだ飲食物を飲んだり食べたりするのが禁止されていることもあります。

実際には気にしない乗客も多いようですが、LCCにとって機内販売は重要な収入源です。これからも安い運賃を提供してもらうために、各航空会社が定めたルールはしっかり守りましょう。

台湾の入国カードの書き方

さて、これでできるだけ安い値段で台湾に行く方法がわかりましたね。最後にオマケとして台湾の入国カードの書き方をご紹介します。ちなみに、入国カードはフライト中の機内か、入国審査の場所でもらえます。

台湾の入国カードの書き方

上記の画像を参考に、入国カードに記入してください。なお、(9)のVisa Typeと(13)の旅行目的は人によって異なると思いますが、ここではふつうの旅行の場合の記入方法を紹介しています。

多くの方が(12)で困ると思いますが、ここには滞在先のホテル名と電話番号を書けば大丈夫です。事前にメモしておきましょうね。また、友人の家に泊まる場合はその友人の名前と電話番号でも問題ありません。ダメだったらごめんなさい。

まとめ

現在、台湾行きのLCCはまさに戦国時代。どこかがセールをすれば他もセールをするという状況です。メールマガジンに登録する・チケットの安い日に出発する・行きと帰りで違うLCCを選ぶ・荷物を減らす…など上手に旅の計画を立てれば国内旅行よりも安く済ませることだって可能です。

それから、よく「航空会社を一括比較!」というウェブサービスがありますが、このようなサービスはLCCには対応していないことがあります。また、LCCが表示されたとしてもLCCの会社から買うより高くなることも。安いチケットを手に入れるには、すべて自分で手配するのが基本です。

さて今回は2015年12月の時点の情報をまとめましたが、最新情報はかならず各LCCのウェブサイト等でご確認くださいね。旅はあくまでも自己責任です。この記事を参考により良い旅をしてきてください!

台湾をもっと深〜く楽しみたい方は、村おこしボランティアがおすすめです!

>>村おこしボランティア【台湾 淡水コース】<<

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