「今週の1枚」では、
これまでにECOFFのスタッフがおとずれた地域の写真を紹介していきます。
さて、今週の1枚は、四万十川で撮影した1枚。
四万十川のある高知県は、その面積の84%が森林ということで有名ですが、
竹もたくさんありますよ。
写真は、比較的太い「孟宗竹(モウソウチク)」という竹で作った「お釜」。
竹を切り、空洞になったいる節にお米を入れられるようにフタを作ります。
もちろん、フタを取るための取っ手もつけ、
そして端っこはドラム缶の上に乗っかるように加工します。
そう、あのでっかいドラム缶を半分に切ったもののなかに薪を入れ、火をつけます。
まるで焚き火のように豪快に燃える炎のうえに、この竹でできたお釜を乗っけてお米が炊けるのを待つのです。
竹のお釜だったら火が着いちゃうんじゃないの?
とご心配の方、安心してください。
なかに水があるかぎり、竹が燃えることはありません。
でも、お米が炊けたらなかの水はなくなっていますよね…。
そう、お米が炊けた後も放ったらかしにしておくとアラ大変!
竹のお釜ごと燃えてしまうのです!
そんなことのないように、男どもがしっかりと火の番をして、そして美味しい竹飯(タケメシ)をいただきましょう。
ほんのりと竹の香りがして、ふだん食べるお米がもっと美味しく感じます!
こんなことができるって、知ってましたか?
お米は電子炊飯器じゃなくても美味しく炊けるんですよ〜。
(撮影地:高知県四万十市 / 撮影:宮坂大智)